ゴルフ七年目に思う事 2


初ラウンドから半年ほど経った94年のゴールデンウィークだったと思います。帰省した田舎、ある酒の席での事、たまたま同席した年輩の方といろいろ世間話をしていたところ、何かのきっかけでゴルフの話になりました。世代も違うし、そろそろ話題にも困ってきたところだったので「ゴルフをやってるとこんな年齢が離れた人とでも楽しく話が出きるのか!」と嬉しく思ったものでした。
そしてはっきり覚えてはいませんが、私が

「私は最近ゴルフを始めたんですけど、ゴルフってマナーが厳しかったり、ルールは細かいのまで沢山あって難しいし、いろいろ覚える事が多くて大変です。」

みたいな事を言ったのでしょう。そしたらその年輩の方、



「いや、厳しいとか難しいとか、そんな話じゃないんだ。車の運転は実技と交通ルール・マナーを習得して免許を取った人でなければ道路には出れないでしょう、世の中の常識だね。ゴルフもそれと同じなんだよ。出来ない人や知らない人はコースに出ちゃいけない。危ないし他の人の迷惑になる。
ゴルフのルールやエチケット・マナーっていうのは、ゴルフをやる人にとっては知ってて出来るのが当たり前、ゴルファーの常識なんだ。昔はそういう事を先輩ゴルファーにきちっと教わってからコースに出たもんだが...最近は何も知らないのにコースに出るのが多くて困る。暴走族と同じだ。
服装の事をどうこう言うのがいるが、葬式に派手な格好しては行かないでしょう? それは礼儀知らずだ。葬式には葬式の服装があるし、ゴルフにはゴルフの服装がある。

昔ボビー・ジョーンズって人が優勝を争っていた試合でアドレスした時に僅かにボールが動いたそうだ。誰も気付かなかったが、それを自己申告し多くの人に賞賛されたって話があるんだけど、当の本人は「私は当然の事をしたまでだ」って賞賛された事を不愉快に思ったそうだよ...。

いくつくらいで回る?
私:大体100一桁くらいで回る様になったところです。
ハンディキャップは36までって知ってる? 108以上打つ人は、まだゴルファーじゃない。本当はもっと練習を積んでからでなければコースに出ちゃいけないだ。昔は初めてコースに出るまでに最低トラック一杯分はボールを打てって言ったもんだよ。」



後で聞いたんですが、この方ハンデ3のシングルさんでした。他にも有り難いお話をいろいろ聞かせて頂きましたが、いやーもう焦ったのなんの...びびりましたわ(大汗)。自分の初ラウンドの事なんて口が裂けても言えませんでした(爆)。

それから慌てて人に訊いたり、良い本がないかと書店を歩き回りました。ところがゴルフ雑誌やスイングの教則本、ルールの本は沢山ありますが、マナーの本がない。ルールブックや入門書の最初にちょっと書いてあるくらい。もっと詳しく書いてある本を探していましたが、諦めかけた時にやっと見つけたのが鈴木康之氏著の「ヤスさんのゴルフ礼記(90年発行)」。「ピーターたちのゴルフマナー(99年発行)」と同じ作者の本で、とても勉強になりました。
ルールブックは簡単な物を一冊持ってはいましたが、JGAのゴルフ規則と写真付きの分かり易い本を買って照らし合わせながら読みました。そして分からない事は先輩ゴルファーに聞いたり、ラウンド中に教えてもらったり...。

まだまだ半人前で、未だに(特に競技の事など)いろいろ教わっているところですが、お陰様でトラブルもなく、なんとか7年間ゴルフを楽しんでこれた様です。自分のラウンドの様子が人にどう映っているのかよく分からないのが怖いところですけど(汗)。