ゴルフにおいて人よりも飛距離が出るという事は、絶対的に有利である事には間違いない。全部フェアウェイみたいだった97年マスターズではT.ウッズにとってパー5はパー4になってしまい、とんでもないスコアーで優勝してしまった。
もう少し具体的に、何故ロング・ヒッターが有利か...やはり可能性だと思う。例えばロング・ホール、2オンが出来るプレーヤーは、アルバトロスが出る可能性を持っているが、届かなければ、その可能性はゼロ。イーグル奪取率となると、やはりロング・ヒッターが断然有利、届かないプレーヤーはチップ・インを狙うしかない。セカンドで短いクラブを持てるのは、言うまでもありませんね。
私の1Wの飛距離は、ちゃんと当たれば、キャリーで240Y以上は出る。これはコースで「池、バンカーを越えるには240Yのキャリーが必要」というホールで何度か試した結果であるが、正確なところは把握していない。別に自慢話をしたくて書いている訳ではないが、一般アマチュアの中では飛ぶほうだ。
が、世の中には凄いのがいる。同級生のK、こいつはバケモノだ。彼と初めてラウンドした時、ロング・ホールのセカンド残り240Y地点...
K:3番じゃデカイよな、やっぱり。
私:お前じゃデカイよ。(3Wと思って)
K:そうだよな。(と言いながら、4Iを手にする)
私:エッ!4Iで行くのか?
K:ちょっとフォローだろ、届くと思うんだけどなぁ。
と言って打ったボールは楽々2オン、唖然としてナイス・オンの言葉もなかった。彼は120YまでSWで打ってくる。学生時代、柔道をやっていて、そもそも体が違う。
ここまでパワーの違いを見せつけられると、「張り合おう」なんて気はサラサラ失せて、「自分のゴルフをしよう(あってないようなものだが)」と思った。終わってみるとスコアーは同じ位。彼にウッドは必要ないと思うのだが、使って失敗というのが何度かあった。勿論、曲がらなければ、短めのパー4では1オンだ...。
ゴルファーにとって、1Wでの飛びは快感だ。フェアウェイに遠くへ真っすぐ飛んで行くボールは見てて気持ちが良いし、クラブ、ボールの広告には飛びをアピールしているものばかりが目に付く。しかし、飛距離が伸びるという事は、有利になると同時に難しくもなる。コースが縦に短くなれば、横幅の許容範囲が狭くなるという事を忘れてはならない。飛ばしが有利なのは、曲がらない(曲がる場合でも、コントロールがきく)事が大前提なのだ。
−「スコアは二の次だ!今は、とにかく飛距離を伸ばしたい。コントロールは、そのうち付く」という方には、また別の話になりますので、悪しからず−
どれだけ飛ばしたからといって、スコアが保証される訳ではない。
私の憧れるゴルファーは、アプローチとパターが上手な人。知り合いの年輩のシングルさんとラウンドすると、飛距離では絶対負けないのに、上がってみると必ず負けている。グリーンに届かなくてもアプローチが寄る、寄らなくてもパターが入る。結局ゴルフはアプローチとパターなのだ。
「あんたは、飛ぶほうだから、そう思うんだろ」という方がいらっしゃるでしょうね。そうです、人間って無い物ねだりなのねってお話でした(笑)。
おわり
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